釜石市・大槌町にいってきた
とはいっても市内の写真などは満足に撮る時間がなかったので印象に残った場面のみで。
JR 釜石駅。
新花巻駅から釜石線を使って2時間程度かけてたどり着いた。宮沢賢治作品からデザインしたであろう駅のデザイン。
釜石は鉄の街らしい。全く下調べせずに行ったら、駅から降りてすぐ目の前に巨大な製鐵所が現れ、やや驚いた。
釜石は東日本大震災で多くの死者を出しており、被害も甚大だったようだが、この新日鐵の製鐵所は震災後1ヶ月後には稼働を再開したらしく、大企業の力強さが感じられた。
奥に映る煙突から立ち上る煙には圧巻され、鉄の街と言われる所以がわかった気がする。
釜石市内を流れる甲子川から。
なんとも平和な雰囲気で、7年前に巨大津波が襲来してきたとは思えない。
東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センターが新しくなったため、一般公開を行っていた。
旧研究所。津波被害で半壊した。
3階まで津波が押し寄せたらしい。
沿岸域ではいたるところで工事が行われていた。防潮堤だったり、新築の家だったり・・・。
左の小島がひょっこりひょうたん島のモチーフになった島。正式名称は知らない。
島の中央には弁天神社がある。
旧研究所では水槽にアカウミガメがいた。
ウミガメが息継ぎするときの顔って案外怖いということを知った。
津波被害を受けた建物を残すかどうかという議論は未だに続いているようだ。
個人的には、土地の再利用がどうしても必要という場合以外は残すべきだと思う。
牛乳瓶に詰められたウニが有名らしい。
このウニは朝採れで、すぐに瓶詰めしている。
このウニが美味しそうだったのでお土産として買ってみた。
200ml程度の瓶にぎっしりとウニが入っており、食べてみると安価な市販品特有のミョウバン臭さとエグみがなく、間違いなく絶品。
少々値が張るが、釜石に行ったら必ず買うべき一品だと思う。
なお、漁期の関係で5−7月しか買えないようなので注意。
穏やかな時間が流れる中で、復興に向けた熱意が溢れる、そんな町でした。